特別・伝道集会紹介 鈴木秀幸
マンションの集会とか、職場の集会とか、普段、集会ということばには馴染まれてはいても、伝道集会とはいったいどんなものか、さらに「特別」が頭についた集会とはどのようなものか、即座にイメージできる方は多くはないと思います。大野聖書センターはクリスチャンが集う場所であると同時に伝道の場所でもあります。 ここではイエス・キリストが語られた次のことばが守られています。「全世界に出て行きすべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。」
(マルコの福音書16章15節) 伝道とは、クリスチャンが福音(Good news)をまだ知らない人たちに伝える行為をいいます。イエス・キリストは十字架にかかりご自分の命という代価を支払って罪のために死ぬべき私たちの身代わりとなってくださいました。そのことを受け入れることで、私たちは神にそむいていたのにその罰を受けず、許され、神の前にまったく罪のない正しいものとして認められます。このことが福音の意味で、英語ではグッドニュースとも表されます。イエス・キリストを知るのに難行苦行をする必要は一切ありません。聖書をとおしてイエス・キリストが語られたことばを聴いているうちに、キリストご自身の働きかけを受けるからです。そのつなぎの役目をするのが伝道集会で、グッドニュースを告げ知らせるものです。伝道の歴史は教会の誕生までさかのぼることができ、教会の歴史は同時に伝道の歴史でもあったといえます。伝道は文書伝道、訪問伝道、病床伝道、路傍伝道などさまざまな形で、また、異なった場所で行われてきました。私たちが特別伝道集会ということばを用いるのは、福音を伝える方を特別講師として集会内部からではなく、集会の外から招聘(しょうへい)し開催するからです。大野聖書センターでは毎週日曜午後2時から伝道集会(これを福音集会と呼んでいます)を行っています。そこでは、センターに集うメンバーが週ごとに交代で、福音を伝えます。これまで、外国人宣教師や日本人伝道者だけでなく私たちのようなサラリーマンも伝道集会で福音を伝えてきました。とはいえ、どのような伝道集会であっても、そこでのメッセージは、「罪」「神の愛」「罪の赦し」そして「キリストの復活」が中心です。大野聖書センターでは、1年に3回、春、夏、秋にこの特別伝道集会を開きます。できるだけ地域に間口を広げるために、地域の人たちに開催に先立って特別伝道集会案内のチラシを配布して、参加を呼びかけています。そして当日は集会のメンバーも、地域から参加された方々とともに、外部から招聘したメッセンジャーの語りに耳を傾けるのです。この集会は日曜日の午後2時から4時ごろまで開かれますが、集会に先行して同じメッセンジャーによる聖書の学びの時間が前日の土曜にもたれますので、この時間の参加も歓迎いたします。特別伝道集会の後の約1時間は、メッセンジャーを囲んでのお茶と話のリラックスタイムとなります。参加者の紹介や感想の披露、メッセージの最中には聞けなかったような疑問の問いかけ、そして、メッセンジャーによる応答など、みことばに満たされた時間は和やかにゆったりと過ぎてゆきます。どのような疑問も歓迎します。どうぞお気軽にお出かけください。